TUP059 施設技術報告 8月10日 会議室P 12:50 - 14:50 |
東京大学CNS 14 GHz Hyper ECRイオン源の現状 |
Current Status of 14 GHz ECR Ion Source at CNS, the University of Tokyo |
○鎌倉 恵太,小高 康照(東大CNS),中川 孝秀,大西 純一,後藤 彰,加瀬 昌之(理研仁科セ),畑中 吉治(阪大RCNP),山口 英斉,今井 伸明,下浦 享,酒見 泰寛 (東大CNS) |
○Keita Kamakura, Yasuteru Kotaka (CNS, UTokyo), Takahide Nakagawa, Jun-ichi Ohnishi, Akira Goto, Masayuki Kase (Nishina Center, RIKEN), Kichiji Hatanaka (RCNP, Osaka Univ.), Hidetoshi Yamaguchi, Nobuaki Imai, Susumu Shimoura, Yasuhiro Sakemi (CNS, UTokyo) |
14 GHz Hyper ECRイオン源は1989年に旧・東京大学原子核研究所で製作され、2004年に理化学研究所仁科加速器研究センターへ移設された。それ以来、理研AVFサイクロトロンに様々なイオンを供給してきた。近年30年に渡る開発が実を結び、イオン源のビーム量は大幅に増強された。特に去年導入された強収斂引出系による引出効率の改善は、イオン源の大強度化に大きく寄与し、各イオンで約2倍のビーム強度が得られるようになった。現在もさらなる多価重イオンビーム大強度化の要求に応じるべく、理研加速器グループと協力しつつ本イオン源の高度化が進められている。今回の発表では強収斂引出系とそれを用いたビーム供給を中心に、Hyper ECRイオン源高度化の現状について紹介する。 |