TUP018  電磁石と電源  8月10日 会議室P 12:50 - 14:50
COMET実験用ミューオン輸送超伝導ソレノイド磁石のためのホール素子磁場測定装置の設計と製作
Design and fabrication of magnetic measurement system with HALL elements for muon transport solenoid of COMET experiment
 
○青木 和之,大内 徳人,有本 靖,吉田 誠,佐々木 憲一,飯尾 雅実,槙田 康博,角 直幸,岡田 尚起(高エネ研)
○Kazuyuki Aoki, Norihito Ohuchi, Yasushi Arimoto, Makoto Yoshida, Ken-ichi Sasaki, Masami Iio, Yasuhiro Makida, Naoyuki Sumi, Naoki Okada (KEK)
 
COMETは、J-PARC主リングで生成される大強度パルス化陽子を一次ビームに利用し、ミューオンから電子に転換する事象を探索する実験装置であり、現在J-PARCで建設中である。COMETの超伝導磁石のシステムはパイオン捕獲ソレノイド、ミューオン輸送ソレノイド、検出器ソレノイドで構成されている。90度に湾曲したミューオン輸送路は、定格磁場3Tの18個の超伝導ソレノイド磁石と定格磁場0.06Tの16コイルの軌道補正用超伝導2極磁石で構成されている。これら超伝導電磁石の発生する磁場分布を測定する為、2台の3軸の磁場を測定するホール素子からなる磁場測定装置を設計した。今回、この報告をする。