TUOA03 ハドロン加速器/ビーム診断・ビーム制御① 8月10日 会議室A 16:30 - 16:50 |
機械学習を用いた高強度一次ビームのイオン光学系の自動調整の開発 |
Development of auto tuning system of ion optics for high intensity primary beam using machine learning |
○西 隆博(理研),岩井 瑛人(高輝度光科学研究センター),内山 暁仁,清水 陽平(理研),杉本 崇(高輝度光科学研究センター),鈴木 宏,竹田 浩之,福田 直樹,藤井 洋樹,前坂 比呂和,吉本 雅浩(理研) |
○Takahiro Nishi (RIKEN), Eito Iwai (JASRI), Akito Uchiyama, Yohei Shimizu (RIKEN), Takashi Sugimoto (JASRI), Hiroshi Suzuki, Hiroyuki Takeda, Naoki Fukuda, Hiroki Fujii, Hirokazu Maesaka, Masahiro Yoshimoto (RIKEN) |
理化学研究所 RI Beam Factory では年々供給ビームの高強度化が進んでおり、近年では 100 pnA ものウランビームを供給するに至っている。現在これをさらに向上させビーム強度を 1 pμA とするべく各種開発が行われているが、その際に重要となるのがビーム損失を最小限に抑える精緻なビーム調整である。ビーム損失がその施設で扱えるビーム強度を最終的に制限した場合、損失を半分にすることは供給できるビームをほぼ 2 倍にすることと等価であるためである。そこで我々は播磨事業所のX線自由電子レーザー 施設 SACLA において実用化されている光学系自動調整システムを理研 RI Beam Factory に応用し、高強度 RI ビームのイオン光学系の自動調整システムの開発を目指す。このシステムはガウシアンプロセスに基づいた逐次学習法を用いており、事前に膨大な学習データを用意する必要がなく、またモデルに依存せず実測データから光学系を最適化できるなどの特徴がある。本講演では実際にイオンビームを用いて行われた自動調整システムのテスト、及び将来的な計画について紹介する。 |