THP043  高周波源・LLRF  8月12日 会議室P 13:10 - 15:10
J-PARCリニアックRFダウン事象の解析2
Analysis of the J-PARC linear accelerator RF down phenomena 2
 
○佐藤 福克,岩間 悠平(株式会社NAT),篠崎 信一,不破 康裕(日本原子力研究開発機構),Cicek Ersin,方 志高,福井 佑治,二ツ川 健太,溝端 仁志(高エネルギー加速器研究機構)
○Yoshikatsu Sato, Yuhei Iwama (NAT), Shinichi Shinozaki, Yasuhiro Fuwa (JAEA), Ersin Cicek, Zhigao Fang, Yuji Fukui, Kenta Futatsukawa, Satoshi Mizobata (KEK)
 
J-PARCリニアックでは、45台のクライストロン(324 MHzと972 MHz)を用いて加速器の運転が行われている。加速器の運転が停止する要因は様々あるが、リニアック高周波の回数が最も多く、停止時間も長い。このため、高周波ダウンの原因を解析することが安定した運転のためには重要であり、解析した原因を対策することでJ-PARC稼働率の向上につながると期待される。一方でマンパワーは有限であり、解析が追い付かないのが現実である。今回は前回構築した高周波のインターロックをトリガーにした自動画像データの取得システムに加え、高周波のインターロック情報を自動で取得してアーカイバに保存するシステムを構築した。また、画像データとインターロック情報からインターロックの原因を自動で解析するシステムを組み込みダウン現象の解析を行った。本件はそのシステムの紹介と対応したダウン事象の原因の対策に関して発表する予定である。