THP031 電子加速器 8月12日 会議室P 13:10 - 15:10 |
SuperKEKB入射器における陽電子用DCソレノイドの測量とBPM、ステアリングコイル設置 |
Surveying of DC solenoids for positron beam and installation of BPMs and steering coils for SuperKEKB injector linac |
○柿原 和久,荒木 栄,岡安 雄一,田中 窓香,横山 和枝,荒木田 是夫,諏訪田 剛,肥後 壽泰,紙谷 琢哉(KEK) |
○Kazuhisa Kakihara, Sakae Araki, Yuichi Okayasu, Madoka Tanaka, Kazue Yokoyama, Yoshio Arakida, Tsuyoshi Suwada, Toshiyasu Higo, Takuya Kamitani (KEK) |
SuperKEKB 入射器の陽電子生成部周辺ビームライン上の機器構成は陽電子生成用タングステン標的、収束用のフラックスコンセントレータ、そして低エネルギー陽電子輸送用 DC ソレノイド 24 台(全長約 15 m)とその内側に大口径 2 m 加速管 6 本である。2019年にはDCソレノイドの電流値を変化させることによりビーム軌道のずれが発生することが判明していた。また陽電子生成用標的以降15 m以上の区間においてビーム位置及びプロファイルを知るためのモニターや軌道調整用の電磁石が無くビーム運転上の困難があった。これらを改善するために2020年8〜9月にDCソレノイドの設置位置測量とBPM、ステアリングコイル各4台の設置を実施した。本会では可搬型三次元測定器(Faro ARM)やレーザートラッカー(Leica AT401)を用いて測定したビームライン上DCソレノイドの設置状態、及びソレノイド内に組み込んだBPM、ステアリングコイルの設置方法・状況について報告する。 |