MOP056 施設技術報告 8月9日 会議室P 12:50 - 14:50 |
原子力機構-東海タンデム加速器の現状 |
Status of JAEA-Tokai Tandem Accelerator |
○松田 誠,田山 豪一,石崎 暢洋,株本 裕史,中村 暢彦,沓掛 健一,乙川 義憲,遊津 拓洋,松井 泰,阿部 信市(原子力機構) |
○Makoto Matsuda, Hidekazu Tayama, Nobuhiro Ishizaki, Hiroshi Kabumoto, Masahiko Nakamura, Kenichi Kutsukake, Yoshinori Otokawa, Takuhiro Asozu, Yutaka Matsui, Shinichi Abe (JAEA) |
原子力機構-東海タンデム加速器は最高加速電圧が約18MVの大型静電加速器であり、核物理、核化学、原子物理、材料照射などの分野に利用されている。昨年度の利用運転日数は112日であり、主として核物理実験に利用された。最高加速電圧は15.4MVであった。 4/20~5/7の期間は新型コロナウィルスの感染拡大防止のための出勤自粛により運転を休止した。その後、希少なRI標的であるEs試料を用いた実験が計画されていたため、所内研究者のみの条件で運転を再開し、制限解除と共に通常運転へと移行した。 2020年度も2019年度に引き続きSF6高圧ガス施設の液化貯槽の開放検査実施のため約3ヵ月を施設検査に充てることになり、その間運転を停止した。また、発電用回転シャフトの絶縁破壊などにより性能が劣化した低エネルギー側の加速管16本(8MV相当)を予備品と交換する作業も実施したため7月から12月までの長期の定期整備間となった。 発表では加速器の運転・整備状況およびビーム利用開発等について報告する。 |