MOP053 施設技術報告 8月9日 会議室P 12:50 - 14:50 |
日本大学電子線利用研究施設の125MeV電子線形加速器と光源の現状 |
Status of 125 MeV electron linac and light sources at LEBRA in Nihon University |
○野上 杏子,早川 恭史,境 武志,住友 洋介,高橋 由美子,早川 建,田中 俊成(日大量科研),清 紀弘,小川 博嗣(産総研),古川 和朗,道園 真一郎,土屋 公央,吉田 光宏,諏訪田 剛,福田 茂樹,榎本 收志,大澤 哲,山本 樹,新冨 孝和(高エネ研) |
○Kyoko Nogami, Yasushi Hayakawa, Takeshi Sakai, Yoske Sumitomo, Yumiko Takahashi, Ken Hayakawa, Toshinari Tanaka (LEBRA, Nihon University), Norihiro Sei, Hiroshi Ogawa (AIST), Kazuro Furukawa, Shinichiro Michizono, Kimichika Tsuchiya, Mitsuhiro Yoshida, Tsuyoshi Suwada, Shigeki Fukuda, Atsushi Enomoto, Satoshi Ohsawa, Shigeru Yamamoto, Takakazu Shintomi (KEK) |
2020年度における日本大学電子線利用研究施設(LEBRA)125MeV電子線形加速器の稼働日数は102日、クライストロン通電時間は約715時間、電子ビーム加速時間は約324時間であった。通電時間は前年度に比べ半減したのに対して、電子ビーム加速時間は約37%増加した。2020年4月より約2ヶ月間の入構制限が掛けられたのに加え、その後発生したモジュレータ室エアコン室外機の故障の修理に約3週間要し、この期間の加速器運転が困難であったことが上半期の稼働時間の減少につながった。アンジュレータ永久磁石の減磁が自由電子レーザ(FEL)発振の不安定性と強度低下の原因となっていたが、2020年2月にアンジュレータ永久磁石列をの交換を実施した。さらに同年11月に共振器鏡を交換した。FELの試験運転に多くの時間を費やし電子ビーム加速時間が前年度より増加し、現在では最も状態が良かったころと同程度までFEL発振強度は回復している。 |