MOP049 光源加速器/レーザー 8月9日 会議室P 12:50 - 14:50 |
PF-ARの測定器開発テストビームライン建設計画 |
Design of the GeV range test beamline at the PF-AR |
○本田 融,池上 陽一,内山 隆司,宇野 彰二,坂中 章悟,佐々木 洋征,佐藤 康太郎,高木 宏之,谷本 育律,多和田 正文,外川 学,内藤 大地,中村 勇,中村 典雄,長橋 進也,野上 隆史,花垣 和則,幅 淳二,満田 史織,森 隆志,山本 尚人(高エネ研),小田川 高大,中家 剛(京大理),前田 順平(神戸大理),飯嶋 徹,鷲見 一路,前田 朱音(名大理) |
○Tohru Honda, Yoichi Ikegami, Takashi Uchiyama, Shoji Uno, Shogo Sakanaka, Hiroyuki Sasaki, Kotaro Satoh, Hiroyuki Takaki, Yasunori Tanimoto, Masafumi Tawada, Manabu Togawa, Daichi Naito, Isamu Nakamura, Norio Nakamura, Shinya Nagahashi, Takashi Nogami, Kazunori Hanagaki, Junji Haba, Chikaori Mitsuda, Takashi Mori, Naoto Yamamoto (KEK), Takahiro Odagawa, Tsuyoshi Nakaya (Kyoto Univ.), Junpei Maeda (Kobe Univ.), Toru Iijima, Kazumichi Sumi, Akane Maeda (Nagoya Univ.) |
KEKの放射光源リングPF-ARでGeVオーダーの電子を供給する測定器開発用テストビームライン建設計画を進めている。現在PF-ARはエネルギー6.5 GeV or 5 GeV、トップアップ入射によって蓄積電流値50 mA(単バンチ運転)を維持して放射光利用を行っており、年間総運転時間は2500〜3000時間である。AR加速器の蓄積電子軌道中心から水平にビームサイズ(1σ)の約5倍離れた位置にターゲットワイヤーを挿入し、ハロー部の電子の衝突によって生成するガンマ線を、リング偏向電磁石チェンバーの端部に配置した無酸素銅製コンバータで電子・陽電子対に変換しテストビームを生成する。テストビーム用ビームラインはエネルギー選択用偏向電磁石1台にビーム収束用四極電磁石7台を組み合わせた全長約20mのシンプルな構成で、ロスの少ないビーム輸送を実現する。テストビーム生成の影響をビーム蓄積寿命が1割短縮する程度に抑制し、放射光実験とテストビームラインの利用を同時に可能とする。この条件でエネルギー選択をした数千カウントの電子を供給出来ることをビーム生成のシミュレーションによって確認している。 |