MOP031 電子加速器 8月9日 会議室P 12:50 - 14:50 |
ILC電子ドライブ陽電子源のAlternate Periodic Structure加速空洞における位相の変化をともなうビームローディングとその補償についての研究 |
A study of beam loading effect ant its compensation on Alternate Periodic Structure Cavity on E-Driven ILC Positron Source |
○栗木 雅夫,金野 舜,リプタック ザカリー,高橋 徹(広島大院先進理工),大森 恒彦,浦川 順治,横谷 馨(高エネ研) |
○Masao Kuriki, Shun Konno, Zachary Liptak, Tohru Takahashi (Hiroshima U. ADSE), Tsunehiko Omori, Junji Urakawa, Kaoru Yokoya (KEK) |
ビームローディングとは、ビームが加速空洞中を通過することによる減速場の発生である。通常、加速空洞は粒子の速度に同期した構造長となっているので、それにより各セルに発生するビームローディング電場は位相同期条件を満たし、通常の加速モードと同一となる。ILC電子ドライブ陽電子源では、陽電子は減速位相に乗せられ、位相スリップによるバンチング で最終的に加速位相に捕捉される。この場合、粒子のs方向の平均速度はcより小さく、ビームローディング効果により発生する電場は加速モードとは異なる。本研究では、ILC電子ドライブ陽電子源の陽電子補足加速器において発生するビームローディングの評価と、その補償について議論する。 |