MOP016 電磁石と電源 8月9日 会議室P 12:50 - 14:50 |
Muon g-2/EDM 精密計測用蓄積磁石へのビーム入射輸送ライン設計の最新化 |
Update and detail design of beam transport line for muon g-2/EDM experiment at J-PARC |
○飯沼 裕美(茨大理工),阿部 充志,大澤 哲(高エネ研),小田 航大(茨大理工),佐々木 憲一,齊藤 直人,中山 久義,古川 和朗(高エネ研),平山 穂香(茨大理工),松下 諒太(東大),三部 勉,Rehman Muhammad Abdul(高エネ研) |
○Hiromi Iinuma (Ibaraki Univ.), Mitsushi Abe, Satoshi Ohsawa (KEK), Koudai Oda (Ibaraki Univ.), Ken'ichi Sasaki, Naohito Saito, Hisayoshi Nakayama, Kazuro Furukawa (KEK), Honoka Hirayama (Ibaraki Univ.), Ryota Matsushita (Tokyo Univ.), Tsutomu Mibe, Muhammad Abdul Rehman (KEK) |
蓄積ビーム軌道半径33.3cmの超電導磁石への3次元螺旋入射は、円筒形状の鉄ヨークおよび円形鉄板で囲まれた形状に、ビーム入射チャネルや磁場調整シムの出入り貫通穴のみの簡易形状モデルで設計を進め、入射ビーム位相空間のX-Y結合条件や、輸送ライン設計について議論してきた((加速器学会2017~2020, NIMA, Vol. 832, 2016)。 その後の設計進展で、鉄ヨーク形状および超伝導コイル配置の詳細が決定された。これに伴い、ビーム入射軌道および、ビーム位相空間のX-Y結合の見直しを行い、輸送ライン建設に向けた電磁石配置の詳細決定の進捗を報告する。特に、傾斜角度25度の輸送ラインに設置する電磁石の内、X-Y結合を与える4極磁石は任意の回転角の調整機構も必須であり、輸送ライン自体の規模は全長8m程度と短いが、ビーム調整精度に直結する電磁石架台の機械的な制御技術が必要とする技術的課題がビームラインである。また、電磁石への入射点におけるビームモニターの手法を議論する。 |