IPP004 萌芽的加速器技術の提案 8月9日・10日・11日・12日 会議室P 12:50 - 14:50(9日、10日)、13:10 - 15:10(11日、12日) |
大強度陽子リングにおけるElectron Lensの利用についての考察 |
Study on Usage of Electron Lens for High Intensity Proton Rings |
○栗本 佳典(高エネ研) |
○Yoshinori Kurimoto (J-PARC Center) |
Electron Lensは、空間電荷効果による平均的なチューンのずれ(チューンシフト)を補償するためにフェルミ研テバトロンで実用化された。電子レンズとは、円形加速器の一部に設置された電子ビームのことで、陽子バンチがそこを通過した際にこの電子ビームによる電磁ポテンシャルが陽子バンチの発散力をキャンセルする。本講演では、陽子ビームの縦方向プロファイルに合わせたElectron Lensの収束力(電子ビームの強度)制御によるチューンの広がり(チューンスプレッド)を抑えるデバイスとして、陽子数フロンティアであるJ-PARCなどでの利用可能性についてシミュレーションでの検討状況を報告する。 |