WESP06  ポスターセッション①  9月2日 ポスター会場 12:40-14:40
日本大学125MeV電子線形加速器および光源開発の現状報告
Status report of 125 MeV electron linac and light sourde development at Nihon University
 
○野上 杏子,早川 恭史,境 武志,住友 洋介,高橋 由美子,早川 建,田中 俊成(日大量科研),清 紀弘,小川 博嗣(産総研),古川 和朗,道園 真一郎,土屋 公央,吉田 光宏,諏訪田 剛,福田 茂樹,榎本 收志,大澤 哲,山本 樹,新冨 孝和(高エネ研)
○Kyoko Nogami, Yasushi Hayakawa, Takeshi Sakai, Yoske Sumitomo, Yumiko Takahashi, Ken Hayakawa, Toshinari Tanaka (LEBRA, Nihon University), Norihiro Sei, Hiroshi Ogawa (AIST), Kazuro Furukawa, Shinichiro Michizono, Kimichika Tsuchiya, Mitsuhiro Yoshida, Tsuyoshi Suwada, Shigeki Fukuda, Atsushi Enomoto, Satoshi Ohsawa, Shigeru Yamamoto, Takakazu Shintomi (KEK)
 
2019年度における日本大学電子線利用研究施設(LEBRA)125MeV電子線形加速器の稼働日数は175日、クライストロン通電時間は約1576時間、電子ビーム加速時間は約237時間であった。通電時間は前年度に比べ約25%増加したのに対して、電子ビーム加速時間は約34%減少した。これは昨年度から続くクライストロン1号機のRF出力窓での放電・出力低下対応およびアンジュレータ永久磁石・THz光源に関する更新工事などが原因である。特に、クライストロン1号機は2018年9月中旬からRF出力窓の放電が頻発したためエージングに長時間を要したが、所定のRFパルス幅・出力電力までほぼ回復している。また、例年よりビームラインなどの更新工事の回数も多く、これに伴う大気ばく露からの真空回復に時間がかかり、電子ビーム加速運転ができない期間が長くなったことも一因である。これらの状況について報告する。