THPP55  ポスターセッション②  9月3日 ポスター会場 13:10-15:10
THz FELからの単一パルスの取り出しのためのプラズマスイッチの研究
Study of plasma switch for single pulse extraction for the THz FEL
 
○川瀬 啓悟(QST),誉田 義英,磯山 悟朗(阪大産研)
○Keigo Kawase (QST), Yoshihide Honda (ISIR, Osaka Univ. ), Goro Isoyama (ISIR, Osaka Univ.)
 
FEL発振器は共振器内で光を繰り返しFEL増幅することで強い光を発生させている。一般にFEL発振器から取り出される光は数マイクロ秒の長さのパルス列であるが、FELの短パルス性を活かした物質科学での利用においては、単一パルスであることが望ましいことも多い。そのため、産研THz FELに対しては、レーザー励起により半導体表面にプラズマを励起し、反射スイッチとして単一パルスを取り出すことを実施している。本研究では、この半導体反射スイッチの材料種や励起レーザー強度による応答の違いを比較計測し、その特性を評価している。本発表では、これまでに実施した実験計測の結果についてのまとめを報告する。