THPP52  ポスターセッション②  9月3日 ポスター会場 13:10-15:10
ソレノイド磁場印加型レーザーイオン源のイオン価数分布の計測
Measurement of ion charge-state distribution of laser ion source with solenoidal magnetic field
 
○高橋 一匡,延命 慧悟,松本 友樹,片根 弘登,宮崎 翔,佐々木 徹,菊池 崇志(長岡技大)
○Kazumasa Takahashi, Keigo Enmei, Yuki Matsumoto, Hiroto Katane, Kakeru Miyazaki, Toru Sasaki, Takashi Kikuchi (Nagaoka Univ. Tech.)
 
レーザーイオン源はレーザーを固体ターゲットに照射して発生させたアブレーションプラズマからイオンビームを引き出すイオン源である。レーザーで生成したプラズマに対してソレノイド磁場を印加することによりプラズマの収束や横方向への膨張を制限した輸送が可能であり、プラズマ密度を増加させることで、そこから引き出されるイオンビーム電流を増加させることができる。その一方で、ソレノイド磁場がレーザーイオン源のイオン価数分布へ与える影響は十分理解されていない。本研究では電磁石を用いた磁場偏向型のイオン価数分析器を構築し、ソレノイド磁場を印加したレーザーアブレーションプラズマから引き出したイオンビームの価数分布の計測を行った。本発表ではソレノイド磁場の印加がレーザーイオン源のイオン価数分布に与えた影響について議論する。