THPP04  ポスターセッション②  9月3日 ポスター会場 13:10-15:10
負水素イオンビームの電子銃を用いた荷電変換に関する研究
Charge-exchange method of H- ion beam using electron beam
 
○岡部 晃大(J-PARCセンター加速器ディビジョン)
○Kota Okabe (Accelerator division, J-PARC center)
 
陽子加速器のさらなる大強度化に向けて、荷電変換入射方式の高度化は重要な研究テーマの一つである。現在、現在稼働中の大強度陽子加速器施設における荷電変換入射方式では、主に荷電変換フォイルを使用している。しかしながら、この手法では、フォイルから生成される中性子や、フォイルによるビーム散乱等に起因する荷電変換フォイル周辺の放射化が問題となっている。この問題を解決するため、世界各地の加速器施設ではレーザー荷電変換等の新たな荷電変換手法が研究されているが、本研究では電子ビームを用いた荷電変換手法に着目し、その基礎実験を進めている。本講演では電子ビームを用いた負水素イオンビームの荷電変換効率測定実験の進捗状況とその試験結果について報告する。