THOT11  光源加速器②  9月3日 講演会場2 16:20-16:40
高温超伝導を用いたアンジュレータの進展
Present Status of Undulators using High-Temperature Superconductors
 
○金城 良太,田中 隆次(理研放射光センター)
○Ryota Kinjo, Takashi Tanaka (RIKEN SPring-8 Center)
 
高温超伝導を用いたアンジュレータは、2004年に理研の田中隆次らによって提案され、2013年に京大の紀井、金城らによって永久磁石型を超える強度のアンジュレータ磁場の生成と磁場振幅の制御が実証され、現在スイスPSIにおいて放射光リングSLSの次期計画でのユーザー供用を目指した実用化研究がおこなわれている。発表者もそのプロジェクトに参加するため本年会には参加できない予定であったが、Web開催によって望外の発表の機会を得た。そこで本会では、高温超伝導を用いたアンジュレータのレビュー、そして現在シミュレーションを進めているハイブリッド型、クランクリング型といった新しいアイデアについての発表を行う。