THOO05 ビーム診断・制御① 9月3日 講演会場1 10:40-11:00 |
電気光学サンプリングによる電子ビーム周りのテラヘルツ電場計測 |
Measurement of terahertz electric field around electron beam using electro-optic sampling |
○菅 晃一(阪大産研),太田 雅人,中嶋 誠,有川 安信,清水 智貴,瀬川 定志,坂和 洋一(阪大レーザー研),駒田 蒼一朗,松井 龍之介(三重大) |
○Koichi Kan (ISIR, Osaka University), Masato Ota, Makoto Nakajima, Yasunobu Arikawa, Tomoki Shimizu, Sadashi Segawa, Youichi Sakawa (ILE, Osaka University), Soichiro Komada, Tatsunosuke Matsui (Mie University) |
阪大産研では、レーザーフォトカソードRF電子銃ライナックを利用し、高時間分解パルスラジオリシスによる反応解析および電子ビーム発生・計測の研究を行っている。このようなピコ秒・フェムト秒における電子の時間構造の計測手法は、電子ビームを利用した時間分解計測のみならず、慣性核融合分野においてもプラズマの温度・密度ダイナミクスを理解する観点から、必要となっている。 本発表では、電気光学(EO, Electro-optic)結晶を用いた電子ビームの時間分布計測(35 MeV)について報告する。電子ビームの水平位置を変化させながら、電気光学結晶(ZnTe (110), 厚1 mm)および適宜光学遅延したフェムト秒レーザーを用いて、電子ビームの周りのテラヘルツ電場の計測を行った。当日は、測定結果(テラヘルツ電場分布、照射効果等)の解析について報告する。 |