FRPP17  ポスターセッション③  9月4日 ポスター会場 10:30-12:30
J-PARC MRアボートラインプロファイルモニターの運用
Operation of a new multi-ribbon beam profile monitor in the beam abort line of J-PARC main ring
 
○佐藤 洋一(高エネ研・J-PARC),佐藤 究(東大理),橋本 義徳(高エネ研・J-PARC),酒井 浩志(三菱電機)
○Yoichi Sato (KEK/J-PARC), Kiwamu Sato (Univ. Tokyo), Yoshinori Hashimoto (KEK/J-PARC), Hiroshi Sakai (Mitsubishi Electric)
 
J-PARCメインリング(MR)のアボートラインにおいて新たに設置したマルチリボンプロファイルモニター(MRPM)の運用について述べる。MRでは速い取り出しシステムにより3 GeVでの入射から30 GeV加速までの任意のタイミングでアボートラインにビームを取り出すことが可能である。このアボートラインに新設したMRPMでのビームプロファイル測定により、MR大強度運転(現在の最大陽子数は、バンチ当たり陽子数3.3×10^13、8バンチのパルス)におけるビームエミッタンスの周回および加速中の推移が把握でき、ビーム調整パラメータの最適化が図られている。本報告では、このMRPMの運用状況と今後の展望について紹介する。