FRPP05  ポスターセッション③  9月4日 ポスター会場 10:30-12:30
理研超伝導線型加速器SRILACのコミッショニング
Commissioning of superconducting-linac booster for RIKEN heavy-ion linac
 
○坂本 成彦,山田 一成,須田 健嗣,大関 和貴,長友 傑,内山 暁仁,渡邉 環,藤巻 正樹,西 隆博,池沢 英二,今尾 浩士,上垣外 修一,渡邉 裕(理研仁科センター)
○Naruhiko Sakamoto, Kazunari Yamada, Kenji Suda, Kazutaka Ozeki, Takashi Nagatomo, Akito Uchiyama, Tamaki Watanabe, Masaki Fujimaki, Takahiro Nishi, Eiji Ikezawa, Hiroshi Imao, Osamu Kamigaito, Yutaka Watanabe (Nishina Center, RIKEN)
 
理化学研究所仁科加速器研究センターのRIビームファクトリー(RIBF)では、ニホニウムに続く新元素探索実験を行うため、重イオンビームを加速する線形加速器(RILAC)のエネルギーとビーム強度のアップグレードが進行中である.このプロジェクトでは、28GHzのRF源を用いた超伝導イオン源の導入3)と従来の常伝導線形加速器の後段の4台を10台の高純度ニオブ板材から製作した超伝導空洞を収める3台のクライオモジュールからなる線形加速器(SRILAC)(図1)4,5)で置き換える計画で、これにより全加速電圧で14 MVの増強が実現される.昨年秋に冷却試験に成功し、年末には励振試験を実施。この1月には最初のビーム加速試験(40Ar13+ 6.2 MeV/u)を実施した。これらについて報告する。