WEPI020  電子加速器  7月31日 国際科学イノベーション棟5階 ホワイエ 13:30-15:30
共振器型誘導回折放射における共振器設計の比較
Cavity design comparison for the resonant coherent diffraction radiation
 
○本田 洋介,島田 美帆,宮島 司,帯名 崇,山本 尚人,高井 良太,内山 隆司,加藤 龍好,アリシェフ アレクサンダー(高エ研)
○Yosuke Honda, Miho Shimada, Tsukasa Miyajima, Takashi Obina, Naoto Yamamoto, Ryota Takai, Takashi Uchiyama, Ryukou Kato, Alexander Aryshev (KEK)
 
短バンチ電子ビームが電磁気学的境界の近傍を通過する際に、テラヘルツ帯域のコヒーレント回折放射(CDR)が発生する。バンチ繰り返しに合わせた光学共振器の内部でCDRを発生させ、多バンチビームのバンチ間で放射がコヒーレントに加算する条件が成立すると、誘導放射によりCDRの放射が促進される。穴あきミラーで構成した光共振器にビームを通過し、共振器長をスキャンして、誘導回折放射による共振器の共鳴を観測した。このとき、広帯域の同時発振ができるかどうかは、共振器の設計に依存している。共焦点型の共振器と、共焦点からずらした条件の共振器の実験結果を比較し、設計指針の確認を行った。