WEPH034  電磁石と電源  7月31日 百周年時計台記念館 国際交流ホール 13:30-15:30
J-PARCハドロン実験施設における一次ビームライン分岐部電磁石のメンテナンスシナリオ(2)
A Remote handling magnet system in a branch region of a new primary beam line at the J-PARC hadron facility ( 2 )
 
○広瀬 恵理奈,青木 和也,上利 恵三,秋山 裕信,家入 正治,加藤 洋二,小松 雄哉,里 嘉典,澤田 真也,高橋 仁,田中 万博,豊田 晃久,皆川 道文,武藤 亮太郎,森野 雄平,山野井 豊,渡辺 丈晃(KEK)
○Erina Hirose, Kazuya Aoki, Keizo Agari, Hironobu Akiyama, Masaharu Ieiri, Yohji Katoh, Yusuke Komatsu, Yoshinori Sato, Shinya Sawada, Hitoshi Takahashi, Kazuhiro Tanaka, Akihisa Toyoda, Michifumi Minakawa, Ryotaro Muto, Yuhei Morino, Yutaka Yamanoi, Hiroaki Watanabe (KEK)
 
ハドロン実験施設では、high-p/COMETビームラインと呼ばれる、新しい一次ビームライン(Bライン)を建設中である。Bラインは、ハドロン実験施設のスイッチヤード傾斜部にて、既存の一次ビームライン(Aライン)から、1台のランバートソン電磁石と2台のセプタム電磁石を使用し、5°の角度で取り出される。ランバートソン電磁石では、ほとんどのビームをAラインに通し、ビームの垂直方向の上端の一部ビームをBラインに取り出す。よって、磁場の有無の境界部分に磁極があるので、そこでビームロスが生じる構造となっている。本件では、これらの電磁石のメンテナンスシナリオと、電磁石を実際に設置し、着脱テストを行ったことについて報告する。