WEPH025  加速器土木  7月31日 百周年時計台記念館 国際交流ホール 13:30-15:30
PF高度化計画に向けたPFリングインフラ設備改善策の検討
Study of PF-ring infrastructure improvements for the PF upgrade plan
 
○中村 典雄,多田野 幹人,野上 隆史,芳賀 開一(高エ研)
○Norio Nakamura, Mikito Tadano, Takashi Nogami, Kaiichi Haga (KEK)
 
PF高度化計画では低エミッタンス化やビーム安定性の向上を含む光源性能の強化を行う予定で、PF高度化後はリングの空調・冷却水系による温度安定性の向上や日照・外気温による建物変形の抑制などが現在以上に求められる。我々は、将来光源計画におけるビーム安定化研究のために2017年度に始めたPFリングトンネル内での温度測定を、PF高度化計画のために2018年度以降も拡張・継続して行ってきた。同時に、これらの温度測定結果を元に既存インフラ設備の課題を明らかにし、PF高度化計画に向けたインフラ設備の改善策を検討してきた。ここでは、PFリングトンネル内の温度測定結果およびそれに基づくPFリングインフラ設備改善策の検討結果について報告する。