WEPH021  加速器土木  7月31日 百周年時計台記念館 国際交流ホール 13:30-15:30
J-PARC 3GeVシンクロトロンの残留線量率と被ばく線量の推移
History of the residual dose distribution and worker doses in J-PARC 3GeV Rapid Cycling Synchrotron
 
○山本 風海(日本原子力研究開発機構 J-PARCセンター)
○Kazami Yamamoto (J-PARC center, Japan Atomic Energy Agency)
 
J-PARC 3GeVシンクロトロン(RCS)は2007年からビーム調整を開始して、これまでビーム出力を増強しながら利用運転を継続してきた。RCSのような陽子加速器においては、ビームロスによる放射化を抑制し、作業者の被ばく低減に努めることが、安定な利用運転には必須となる。このため、RCSではビーム調整の初期段階よりビームロスの原因調査と対応を継続して進めてきた。現在は設計強度1MWの半分である500kWで連続運転を行っており、保守作業に支障ない残留線量を保っている。本発表では、RCSのこれまでの残留線量率の推移と対策、および保守作業時における作業者の被ばく線量の状況を報告する。