WEPH004 加速器制御 7月31日 百周年時計台記念館 国際交流ホール 13:30-15:30 |
J-PARC LinacおよびRCSのMPSモジュールの更新 |
Update of MPS modules for J-PARC Linac and RCS |
○高橋 博樹,澤邊 祐希,林 直樹(日本原子力研究開発機構),西山 幸一(新生電子株式会社),鈴木 隆洋,石山 達也(三菱電機システムサービス株式会社) |
○Hiroki Takahashi, Yuki Sawabe, Naoki Hayashi (JAEA), Koichi Nishiyama (Shinsei Electronics Co. Ltd.), Takahiro Suzuki, Tatsuya Ishiyama (Mitsubishi Electric System & Service Co. Ltd.) |
J-PARC LinacおよびRCSは大強度の加速器である。そのため、加速器を構成する機器に異常が発生した場合、通常の軌道から外れた大強度ビームの機器への衝突や、大きなビームロスが発生する。よって、異常発生における、加速器本体が多大なダメージや放射化を、最小限にすることが重要である。 そこで、異常が発生した際に高速にビームを停止させ、ビームによる影響を最小限にすることを目的とした機器保護システム(Machine Protection System: MPS)が構築されている。 一方で、MPSを構成する既存MPSモジュールは、J-PARC稼働初期から使用されており、その経年化による動作不具合の発生が懸念されている。よって、加速器の安定した運転を維持するためには、MPSを構成するモジュールの計画的な更新(交換)を行うことが重要である。しかしながら、既存モジュールの再製作においては、主要部品の生産中止に伴う部品変更が必要不可避となっており、再設計が必要となっている。 そこで、既存MPSモジュールの基本機能を有し、且つ、既存MPSインターフェースとの互換性を有するMPSモジュールを開発し、MPSの更新を進めることとした。 本件では、LinacおよびRCSにおけるMPSモジュールの更新状況及び計画について報告する。 |