WEOI02  ビーム診断・ビーム制御①  7月31日 国際科学イノベーション棟5階 ホール 16:00-16:20
コヒーレント遷移放射によるテラヘルツ電場の時間・空間分布の測定
Spatio-temporal measurement of terahertz electric field from coherent transition radiation
 
○菅 晃一,楊 金峰(阪大産研),神戸 正雄(阪大産研、阪市大院工),吉田 陽一(阪大産研)
○Koichi Kan, Jinfeng Yang (ISIR, Osaka Univ.), Masao Gohdo (ISIR, Osaka Univ., Graduate School of Engineering, Osaka City University), Yoichi Yoshida (ISIR, Osaka Univ.)
 
阪大産研では、レーザーフォトカソード RF 電子銃ライナックを導入し、高時間分解能パルスラジオリシスの開発を行っている。パルスラジオリシスの時間分解能を向上するためには超短パルス電子ビームの発生・計測が不可欠であり、これまでに干渉計を用いて電子ビームのパルス幅診断を行ってきた。 本発表では、光伝導アンテナを用いてコヒーレント遷移放射を測定した結果について報告する。光伝導アンテナを駆動するレーザーを遅延し、アンテナを移動させることにより、コヒーレント遷移放射により得られるテラヘルツ電場の時間・空間分布の測定を行った。当日は、測定結果の解析についても報告する。