WEOH05 加速構造② 7月31日 百周年時計台記念館 百周年記念ホール 17:10-17:30 |
Ninjaカソードを用いたニオブ加速空洞の縦型電解研磨(VEP)における研磨量均一化と高空洞加速性能の達成 |
Achievement of uniform removal and high cavity accelerating performance on niobium accelerating cavity vertical electropolishing with Ninja cathode |
○仁井 啓介,チョウハン ビジェイ,井田 義明,山口 隆宣(マルイ鍍金工業(株)),早野 仁司,加藤 茂樹,文珠四郎 秀昭,佐伯 学行,沢辺 元明(KEK),井藤 隼人(総研大),及川 大基(宇都宮大学) |
○Keisuke Nii, Vijay Chouhan, Yoshiaki Ida, Takanori Yamaguchi (Marui Galvanizing Co., Ltd.), Hitoshi Hayano, Shigeki Kato, Hideaki Monjushiro, Takayuki Saeki, Motoaki Sawabe (KEK), Hayato Ito (SOKENDAI), Hiroki Oikawa (Utsunomiya Univ.) |
マルイ鍍金工業では、長年の電解研磨施工の経験を活かし、ニオブ加速空洞の 内面電解研磨技術の開発をスタートした。コスト面で優位であり、量産に 向いている縦型電解研磨(VEP)法に着目し、KEKと共同で技術、設備の開発を 行ってきた。独自技術として電極構造を工夫したNinjaカソードの開発と VEPパラメータの最適化により、VEPの大きな問題点であった研磨量の 不均一性を大きく改善することに成功した。そしてニオブ単セル空洞のVEPに おいて、横型電解研磨(HEP)と同程度の加速性能32MV/m(Q0=8.0E9) を達成した。またニオブ9セル空洞においてもNinjaカソード改善に加えて VEP中の気泡の流れを制御することにより研磨量分布と研磨状態を改善し、 HEPと同程度の加速性能28MV/m(Q0=6.7E9)を達成した。 本発表では、これらのVEP技術開発の成果と今後の取り組みについて報告する。 |