THPH010 高周波源 8月1日 百周年時計台記念館 国際交流ホール 13:30-15:30 |
J-PARC 用 324 MHz クライストロンの特性評価 |
Performance test of J-PARC 324 MHz klystrons |
○不破 康裕,篠崎 信一,千代 悦司,平根 達也(原子力機構),方 志高,福井 佑治,二ツ川 健太,溝端 仁志(高エネ研),岩間 悠平,佐藤 福克,堀 利彦(日本アドバンストテクノロジー) |
○Yasuhiro Fuwa, Shinichi Shinozaki, Etsuji Chishiro, Tatsuya Hirane (JAEA), Zhigao Fang, Yuji Fukui, Kenta Futatsukawa, Satoshi Mizobata (KEK), Yuhei Iwama, Yoshikatsu Sato, Toshihiko Hori (NAT) |
J-PARCリニアックでは、324 MHzと972 MHzのクライストロン計 45 台を用いて加速器の運転が行われている。J-PARC の今後の安定化及び高度化に際しては、最大出力付近でのクライストロン出力特性の正確な把握が重要となる。この特性の把握には使用前のクライストロンはもちろんのこと、放電など何らかの理由で交換されたクライストロンの特性測定が不可欠である。しかしながら、放電による周辺機器を含めた損傷などのリスクや加速器の運転との時間的な干渉が理由で、このような測定はこれまで実施されてこなかった。そこで、リニアック棟内にクライストロンテストスタンドを設置し、様々な運転パラメータにおけるクライストロンの高圧特性や入出力特性を測定することにした。このデータの取得を使用前及び使用済みのクライストロンに対して行い、その結果から高出力と安定性を両立する運転条件の確立を目指している。本発表では、クライストロンテストスタンドの概要と 324 MHz クライストロンを使用した試験結果の詳細を報告する予定である。 |