THOI09 光源加速器 8月1日 国際科学イノベーション棟5階 ホール 15:40-16:00 |
3GeV次世代放射光施設の加速器システム |
Accelerator System for Highly Brilliant 3GeV Light Source Project |
○西森 信行,小林 創,吉川 博(量研),渡部 貴宏,高野 史郎,大石 真也,深見 健司,安積 隆夫,近藤 力,大島 隆,糸賀 俊郎(高輝度光科学研究センター、理研、量研),正木 満博,小路 正純,高橋 直,佐治 超爾(高輝度光科学研究センター、量研),早乙女 光一,木村 洋昭,馬込 保,杉本 崇(高輝度光科学研究センター、理研),田村 和宏,藤田 貴弘,出羽 英紀,谷内 努,青木 毅,高雄 勝,安積 則義,張 超,柳田 謙一,櫻井 辰幸,谷内 友希子,松原 伸一,川瀬 守弘,細田 直康(高輝度光科学研究センター),稲垣 隆宏,原 徹,田中 隆次(理研、高輝度光科学研究センター),前坂 比呂和,福井 達,岩井 瑛人,松井 佐久夫(理研),恵郷 博文(高エネ研),田中 均(理研、量研) |
○Nobuyuki Nishimori, Hajime Kobayashi, Hiroshi Yoshikawa (QST), Takahiro Watanabe, Shiro Takano, Shinya Oishi, Kenji Fukami, Takao Asaka, Chikara Kondo, Takashi Oshima, Toshiro Itoga (JASRI,RIKEN,QST), Mitsuhiro Masaki, Masazumi Shoji, Sunao Takahashi, Choji Saji (JASRI,QST), Koichi Soutome, Hiroaki Kimura, Tamotsu Magome, Takashi Sugimoto (JASRI,RIKEN), Kazuhiro Tamura, Takahiro Fujita, Hideki Dewa, Tsutomu Taniuchi, Takeshi Aoki, Masaru Takao, Noriyoshi Adumi, Chao Zhang, Kenichi Yanagida, Tatsuyuki Sakurai, Yukiko Taniuchi, Shinichi Matsubara, Morihiro Kawase, Naoyasu Hosoda (JASRI), Takahiro Inagaki, Toru Hara, Takashi Tanaka (RIKEN,JASRI), Hirokazu Maesaka, Toru Fukui, Eito Iwai, Sakuo Matsui (RIKEN), Hiroyasu Ego (KEK), Hitoshi Tanaka (RIKEN,QST) |
国内初の高輝度中型放射光施設となる3GeV次世代放射光施設の蓄積リングは、最新の加速器ラティス設計であるMBA(Multi-Bend Achromat)構造を取り入れて低エミッタンス化し、軟X線からテンダーX線領域で高コヒーレンス・高輝度光の提供を目指す。蓄積リングへの入射加速器は、軟X線FELへの拡張性を考慮して3 GeVの線型加速器とし、SACLAで用いられた常伝導高勾配C-band加速システムを採用した。また、電子ビームの安定性や加速器運転の信頼性が、光源の実効性能や利用者の利便性に大きく影響するとの視点に立ち、機器性能の確保、運転の信頼性とメインテナンス性を最大限考慮した加速器設計を進めている。 蓄積リングは周長約350mで16セル、4BAを採用し、SPring-8 II計画のR&Dを最大限活用して機器の性能保証、コストの合理化を図っている。自然水平エミッタンス1.1nmrad、蓄積電流400mAを目指す。SACLAをベースに設計された3GeV線形加速器は、蓄積リングへの入射器としての運転を前提としているが、蓄積リング外側に配置しており、将来の軟X線FELへの拡張を視野に入れている。本発表では、3GeV次世代放射光施設の加速器の特徴と進展状況を報告する。 |