THOI07  加速器制御  8月1日 国際科学イノベーション棟5階 ホール 11:50-12:10
J-PARC MRのタイミングシステム運用10年とトラブル報告
Ten-year oeration and experianced troubles of J-PARC MR timing
 
○上窪田 紀彦,佐藤 健一(高エネ研/J-PARC),田島 佑斗,吉田 奨(関東情報サービス)
○Norihiko Kamikubota, Kenichi Sato (KEK/J-PARC), Yuto Tajima, Susumu Yoshida (KIS)
 
J-PARC MRタイミングシステムは、多数のtrigger信号(約300点)や高精度RF信号(10e-9精度の12MHz信号)を数kmに及ぶMR加速器エリア全域に分配している。2008年のMRビーム運転開始以来、10年にわたって安定に稼働し、NeutrinoやHadron実験施設の運用に貢献した。しかし、10年の間には、さまざまなトラブルも経験した。 この報告では、過去10年の代表的なトラブルを紹介し、その背景に共通の問題(trigger信号生成後の伝送路の信頼度や外来ノイズの影響)があることを示す。さらに、問題解消の方向として進行中のa)より光化・小型化した次期システムへの移行、b)Readback系の導入、の状況を紹介する。 *メモ 田村文彦氏(JAEA/J-PARC)申し込みの口頭発表「J-PARC 次世代 タイミングシステム」の前の口頭発表になることを期待しますが、もし口頭希望者多数であればポスターに回してください。