FSPI018 施設現状報告ポスター2 7月31日・8月1日 国際科学イノベーション棟5階 ホワイエ 13:30-15:30 |
RCNPサイクロトロン施設の現状 |
Status of the RCNP Cyclotron Facility |
○神田 浩樹,福田 光宏,畑中 吉治,関 亮一,森信 俊平,齋藤 高嶺,依田 哲彦,友野 大,中尾 政夫,鎌倉 恵太,田村 仁志,永山 啓一,安田 裕介,原 周平,Koay Hui Wen,森田 泰之,武田 佳次朗,原 隆文,大本 恭平(阪大RCNP) |
○Hiroki Kanda, Mitsuhiro Fukuda, Kichiji Hatanaka, Ryoichi Seki, Shunpei Morinobu, Takane Saito, Tetsuhiko Yorita, Dai Tomono, Masao Nakao, Keita Kamakura, Hitoshi Tamura, Keiichi Nagayama, Yasuda Yuusuke, Hara Shuhei, Hui Wen Koay, Yasuyuki Morita, Keijiro Takeda, Takafumi Hara, Kyohei Omoto (RCNP, Osaka Univ.) |
大阪大学核物理研究センター(RCNP)ではK140 AVFサイクロトロンと K400リングサイクロトロンを稼働しており、原子核物理学、加速器科学、 情報科学、物性物理学、宇宙物理学、医学等に向けたビームの利用を 推進している。ビーム強度をこれまでより10倍に増強する目的で、 2019年2月に加速器運転を終了し、2020年度にかけてAVFサイクロトロン 本体や付属機器類、施設の老朽化対策および性能の向上を目的とした 集中メンテナンス、アップグレードを実施している。 AVFサイクロトロンのアップグレードとしては大強度高品質一次ビームの供給を 中心とし、近年需要の増えてきたRI製造能力の向上を図るとともに、ミューオンや 中性子、RIビームといった二次粒子ビームおよび高分解能ビームの強度の増大を 図る。施設のアップグレードとしては、大強度化するビームに対応した遮蔽増強や 冷却能力の向上、RI排水施設の更新によるRI取扱い能力の向上を図る。施設改修を 2019年度末までかけて実施し、AVFサイクロトロンの改造を2019年中頃から 約1年かけて実施する予定で作業を進めており、改修後の2020年度末頃には 更新作業と加速器のコミッショニングを完了してビーム供給を開始する予定である。 この発表では、2018年度のサイクロトロン施設の稼働状況と実績、また集中 メンテナンスとアップグレードの計画と現在の状況に関して報告を行う。 |