FRPI055  ハドロン加速器  8月2日 国際科学イノベーション棟5階 ホワイエ 10:50-12:50
IFMIF/EVEDA原型加速器(LIPAc)のRFQ長パルス試験に向けたラティス設計
Lattice design for commissioning phase-B+ at the Linear IFMIF Prototype Accelerator (LIPAc)
 
○下崎 義人,春日井 敦,近藤 恵太郎,坂本 慶司,杉本 昌義(量研/六ヶ所),小林 仁,小林 幸則,中村 典雄,高山 健,山口 誠哉(KEK),Cara Philippe(IFMIF/EVEDA PT),Dzitko Herve,Heidinger Roland(F4E),Chauvin Nicolas(CEA/Caclay),Bellan Luca,Comunian Michele(INFN-LNL),Branas Beatriz,Oliver Concepcion,Podadera Ivan(CIEMAT)
○Yoshito Shimosaki, Atsushi Kasugai, Keitaro Kondo, Keishi Sakamoto, Masayoshi Sugimoto (QST/Rokkasho), Hitoshi Kobayashi, Yukinori Kobayashi, Norio Nakamura, Ken Takayama, Seiya Yamaguchi (KEK), Philippe Cara (IFMIF/EVEDA PT), Herve Dzitko, Roland Heidinger (F4E), Nicolas Chauvin (CEA/Caclay), Luca Bellan, Michele Comunian (INFN-LNL), Beatriz Branas, Concepcion Oliver, Ivan Podadera (CIEMAT)
 
国際核融合材料照射施設(IFMIF)の工学設計・主要機器の設計・製作・試験を行い、建設判断に必要な技術実証を行うために、現在、原型加速器(Linear IFMIF Prototype Accelerator, LIPAc)の建設とコミッショニングを段階的に進めている。現在はコミッショニングのフェーズBにおいてRFQを用いた陽子・重陽子の加速試験が行われており、将来のフェーズC及びDにおいてはSRFを用いたビーム加速試験が行われる予定である。これらフェーズBとCの中間に位置するフェーズB+でのビームコミッショニングを、2019年度末から開始する予定である。SRFのインストール予定位置に代替のビームラインを設置し、SRF無しに入射器から最終段のビームダンプまでビームを通して、CWを目指したRFQ長パルス試験を行う予定となっている。RFQ長パルス試験終了後に安全にSRFをインストールするためには、ビームロスを抑制し周辺機器の放射化を抑える必要がある。また放射線及び熱負荷によるビームダンプの損傷を抑えるためには、ビームダンプへのビーム入射条件を整える必要がある。これらの要請を満たすために、代替のビームラインを含むRFQ出口からビームダンプ入口までのラティス設計を行った。フェーズB+のラティスについて詳細を報告する。