FRPI053 ハドロン加速器 8月2日 国際科学イノベーション棟5階 ホワイエ 10:50-12:50 |
J-PARC MRのビームパワー増強に向けたRFシステムの準備状況 |
Preparation status of RF system for J-PARC MR upgrade |
○長谷川 豪志,大森 千広,杉山 泰之,原 圭吾,古澤 将司,吉井 正人(高エネ研),島田 太平,田村 文彦,山本 昌亘(原科研) |
○Katsushi Hasegawa, Chihiro Ohmori, Yasuyuki Sugiyama, Keigo Hara, Masashi Furusawa, Masahito Yoshii (KEK/J-PARC), Taihei Shimada, Fumihiko Tamura, Masanobu Yamamoto (JAEA/J-PARC) |
J-PARC MRでは、ニュートリノ実験施設への速い取り出し運転において、2022年から繰り返しを早くする事でビームパワーを増強する計画が進んでいる。この計画においてRFシステムには、現在稼働している空胴9台を全て基本波空胴として使用し、更に2次高調波用空胴として2台の増設が必要となる。増設する2次高調波空胴は、以前使用していたFT3Mコアを用いた3ギャップ空胴を4ギャップ空胴に再構成して使用する。昨年度は1台目の架台と構成部品の製作、及び組立試験を行い基本構造に問題がない事を確認した。この結果によって、今年度2台目の製作を行い、空胴2台の完成を予定している。また利用運転時のRFシステムの故障として、パワーが上がってきた事で陽極電源の故障が増えており、その対策を行っている。本発表では、2次高調波空胴の準備状況と陽極電源の故障対策を報告する。 |