FRPI036  ビーム診断・ビーム制御  8月2日 国際科学イノベーション棟5階 ホワイエ 10:50-12:50
J-PARC MR アボートラインにおけるマルチリボンプロファイルモニタの製作と性能評価
Development and evaluation of Multi-Ribbon Profile Monitor at J-PARC MR
 
○佐藤 究(東大理),橋本 義徳,魚田 雅彦,佐藤 洋一,五十嵐 進(高エ研),酒井 浩志,遠藤 正之,藤山 浩樹(三菱電機システムサービス),小関 忠(高エ研、東大理),濱田 英太郎(高エ研)
○Kiwamu Sato (Dep. Physics, Univ. of Tokyo), Yoshinori Hashimoto, Masahiko Uota, Yoichi Sato, Susumu Igarashi (KEK), Hiroshi Sakai, Masayuki Endo, Hiroki Fujiyama (Mitsubishi Electric System & Service Co., Ltd), Tadashi Koseki (KEK, Dep. Physics, Univ. of Tokyo), Eitaro Hamada (KEK)
 
二次電子放出型プロファイルモニタ「マルチリボンプロファイルモニタ(MRPM)」を製作しJ-PARC 主リング(MR)のアボートラインにインストールした。アボートラインはMRから取り出されたビームをダンプまで輸送するビームラインであり、そこでのプロファイル測定はMRの周回ビームに影響を与えない。そのためMRPMは破壊型モニタではあるが、ビームロスを最小限に抑制しながら大強度陽子ビームの高精度なプロファイル測定を実現することができる。またMRからアボートラインへ取り出すビームの運動エネルギーは、入射エネルギー3 GeVから取り出しエネルギー30 GeVまで任意に選ぶことができるため、加速中のビームプロファイルを測定することによりビームダイナミクスのより詳細な研究が可能になるものと期待されている。本報告ではMRPMの装置開発と大強度ビーム試験結果及び性能評価について報告する。