FRPH038  電磁石と電源  8月2日 百周年時計台記念館 国際交流ホール 10:50-12:50
SuperKEKB Phase-2・3ビーム運転での最終集束用超伝導電磁石のクエンチについて
Quenches of the superconducting magnets in the SuperKEKB phase-2 and -3 beam operations
 
○大内 徳人,王 旭東,有本 靖,植木 竜一,川井 正徳,山岡 広,土屋 清澄,中村 衆,大木 俊征,青木 香苗(高エネ研)
○Norihito Ohuchi, Xudong Wang, Yasushi Arimoto, Ryuichi Ueki, Masanori Kawai, Hiroshi Yamaoka, Kiyosumi Tsuchiya, Shu Nakamura, Toshiyuki Oki, Kanae Aoki (KEK)
 
電子・陽電子ビーム衝突型加速器(SuperKEKB)のビームを最終形状に絞り込む超伝導電磁石システムは、2018年3月のPhase-2運転からビーム衝突点に導入されビーム衝突に貢献している。Phase-2運転では、このシステムをSuperKEKBに導入した最初の運転であったことから、超伝導電磁石は27回のクエンチを経験した。Phase-3ビーム運転では、前期運転の経験を踏まえ、2019年3月~5月までの運転に於いて超伝導電磁石のクエンチは発生していない。今回の報告では、Phase-2でのクエンチの発生原因について述べ、Phase-3に行われた運転上の対策等を発表する。