FRPH023  加速器応用・産業利用  8月2日 百周年時計台記念館 国際交流ホール 10:50-12:50
日大PXR線源を用いたイメージング実験の現状
Current status of imaging experiments using LEBRA PXR source
 
○早川 恭史,早川 建,野上 杏子,境 武志,住友 洋介,高橋 由美子,田中 俊成(日大LEBRA)
○Yasushi Hayakawa, Ken Hayakawa, Kyoko Nogami, Takeshi Sakai, Yoske Sumitomo, Yumiko Takahashi, Toshinari Tanaka (LEBRA, Nihon U. )
 
日本大学電子線利用研究施設(LEBRA)ではパラメトリックX線放射(PXR)を放射源とするエネルギー可変単色X線源を運用し、ユーザ利用実験にX線ビームを供給しており、X線イメージングが主な応用となっている。2018年度はクライストロンのトラブルと交換により、半年程度、電子リニアックの稼働が困難となり、結果としてPXR線源の利用実験の時間数も例年に比べて大幅に減少してしまった。そのような状況ではあったが、PXR線源の特徴を生かした応用である回折強調イメージング(DEI)や、その派生技術である同時K吸収端差分(KES)法を用いた応用実験をいくつか実施することができた。PXR線源とそのビームラインの現状、および導入済みの測定機器を用いて実施可能なX線イメージング実験について報告する。