FRPH004  加速器制御  8月2日 百周年時計台記念館 国際交流ホール 10:50-12:50
理研RILAC電磁石電源制御の更新
Upgrade of Electromagnet Power Supply Control for RIKEN RILAC
 
○内山 暁仁,込山 美咲,熊谷 桂子,池沢 英二,大西 純一(理研仁科センター),山内 啓資,田村 匡史(住重加速器サービス)
○Akito Uchiyama, Misaki Komiyama, Keiko Kumagai, Eiji Ikezawa, Jun-ichi Ohnishi (RIKEN Nishina Center), Hiromoto Yamauchi, Masashi Tamura (SHI Accelerator Service, Ltd.)
 
理研RIBFの入射器の一つであるRILACでは従来、電磁石電源約140台の制御をCAMAC・GPIB・VMEベースのデバイスで運用していた。上記システムのうちGPIB通信を持つ電磁石電源制御は、Ethernet-GPIBコンバータを介してTCP/IPネットワーク上でLinuxベースのEPICS Input/Output Controllerと接続していたが、転送スピードが他に比べ著しく遅いという欠点があったため、電流値やステータスのスキャンに時間がかかり、加速器オペレーションのボトルネックになっていた。今年度秋の超伝導線形加速器運用に向け、上記問題点を排除すべく、GPIB通信を持つ電磁石電源制御を理研RIBFで多く用いられているNIOモジュールやProgrammable Logic Controller (PLC)にて置き換えアップデートすることとした。また、新規に運用される電磁石電源は横河電機FA-M3VシリーズのPLCでも制御される。本会議では、電磁石電源制御のアップデートの詳細と開発手法、運用コンセプトについて報告する。