FROH07 電子加速器 8月2日 百周年時計台記念館 百周年記念ホール 14:50-15:10 |
STF ビームダンプの開発 |
Development of STF Beam Dump |
○森川 祐,江木 昌史,福田 将史,早野 仁司,大山 隆弘,山本 康史,照沼 信浩,道園 真一郎(高エネルギー加速器研究機構) |
○Yu Morikawa, Masato Egi, Masafumi Fukuda, Hitoshi Hayano, Takahiro Oyama, Yasuchika Yamamoto, Nobuhiro Terunuma, Shinichiro Michizono (KEK) |
KEKのSTF(Superconducting RF Test Facility)では超伝導加速空洞の試験用電子加速器があり、ビームラインの最終仕様では平均電流42µAの電子ビームをエネルギー900MeVまで加速する。今回、STF最終仕様の電子ビーム(ビームパワー37.8kW)をビーム走査など特別な操作なく受けられるアルミ合金製ビームダンプを開発した。また本STFビームダンプは2019年3月より運用開始しており、現状のビーム条件(ビームエネルギー270MeV,平均電流300nA)で問題なく動作することが確認された。 今回はこのSTFビームダンプの熱設計や放射線遮蔽体設計、運転状況の概要について報告する。 |