WEP122 加速器応用・産業利用 8月8日 大展示ホール 13:10 - 15:10 |
電子加速器ベース中性子源の開発状況報告 |
Current status of the development of an electron accelerator-based neutron source |
○オローク ブライアン,藤原 健(産業技術総合研究所、新構造材料技術研究組合),古坂 道弘(新構造材料技術研究組合),林崎 規託(産業技術総合研究所、新構造材料技術研究組合、東京工業大学),木野 幸一,黒田 隆之助,満汐 孝治(産業技術総合研究所、新構造材料技術研究組合),室賀 岳海(新構造材料技術研究組合),小川 博嗣,大島 永康,佐藤 大輔,清 紀弘(産業技術総合研究所、新構造材料技術研究組合),宍戸 玉緒(新構造材料技術研究組合),鈴木 良一,田中 真人,豊川 弘之,渡津 章(産業技術総合研究所、新構造材料技術研究組合) |
○Brian O'rourke, Takeshi Fujiwara (AIST, ISMA), Michihiro Furusaka (ISMA), Noriyosu Hayashizaki (AIST, ISMA, Tokyo Inst. Tech.), Koichi Kino, Ryunosuke Kuroda, Koji Michishio (AIST, ISMA), Takemi Muroga (ISMA), Hiroshi Ogawa, Nagayasu Oshima, Daisuke Sato, Norihiro Sei (AIST, ISMA), Tamao Shishido (ISMA), Ryoichi Suzuki, Masahito Tanaka, Hiroyuki Toyokawa, Akira Watazu (AIST, ISMA) |
新構造材料技術組合(ISMA)では、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業「革新的新構造材料等研究開発」の下、産総研つくばセンターで、小型電子加速器中性子源を用いたコンパクトな中性子材料分析施設を構築している[1]。本施設はブラッグエッジイメージングに適したパルス中性子ビームを発生させ、鉄鋼等構造材料開発やマルチマテリアル化接合技術開発に活用する。 電子加速器は,電子技術総合研究所(電総研、現在の産総研)で用いていたSバンド(2856 MHz)加速管3本を再活用し、約35 MeVまで加速する設計である。電子源には小型DC熱電子銃と高周波追加速方式を組合わせたSバンド小型電子源を採用し、ビーム電流は最大~275 mAを得る。電子ビーム(最大パワー約10 kW 、パルス構造:100 Hz, 10 μs)を、水冷のタンタル製ターゲットに入射し、光核反応によって中性子を発生する。 本発表では、電子加速器及び中性子源の仕様と開発状況を報告する。 [1] 産総研ニュース「構造材料開発の高度化を加速する小型加速器中性子施設の構築に着手」(2017/08/01), http://www.aist.go.jp/aist_j/news/au20170801.html |