WEP077  電磁石と電源  8月8日 大展示ホール 13:10 - 15:10
ILCダンピングリングにおける永久磁石を用いた補正磁石の設計
Design of correction magnet with permanent magnet for ILC damping ring
 
○阿部 賢,岩下 芳久,頓宮 拓,片山 領,竹内 佑甫,八子 丈生(京大化研),照沼 信浩(KEK)
○Masashi Abe, Yoshihisa Iwashita, Hiromu Tongu, Ryo Katayama, Yusuke Takeuchi, Tomoki Yako (kyoto ICR), Nobuhiro Terunuma (KEK)
 
国際リニアコライダー(ILC)のダンピングリングに用いられる電磁石を永久磁石にする話が進められている。永久磁石に置き換えると、コイルを励起するための電力や電源保守費用の削減、冷却水漏れ事故の削減などが見込める。また、ダンピングリングには偏向磁石以外に多数の補正磁石も用いられる。偏向磁石と違い、補正磁石には両極性の磁場を発生させる必要があるが、これは磁石を回転させることにより実現できる。今回は永久磁石を用いた補正磁石の試作機を製作し、磁場測定を行い、その結果とシミュレーションとの評価結果について報告する。