WEP072  電磁石と電源  8月8日 大展示ホール 13:10 - 15:10
磁場強度調整可能な永久磁石型偏向磁石の開発 (2)
Development of magnetic field adjustable permanent magnet dipole (2)
 
○目黒 和幸(岩手県工業技術センター),菊地 晋也((株)サンアイ精機),今 健一(いわて産業振興センター),松本 教之(高エネルギー加速器研究機構)
○Kazuyuki Meguro (IIRI), Shinya Kikuchi (SunAi Inc.), Kenichi Kon (IIPC), Noriyuki Matsumoto (KEK)
 
次世代加速器において、従来の偏向電磁石に替わり永久磁石を用いた磁気回路の採用が検討されている。永久磁石を用いることで運転時の消費電力が削減されるだけでなく、電源や冷却装置およびそれらのケーブルや配管などの建設コストも削減できるメリットがある。我々は、機械的動作によってネオジム磁石の配列を切り替えることで磁場強度を調整可能な磁気回路を考案した。本発表では、永久磁石型ビーム偏向器のシミュレーションと原理試作品の評価結果について報告する。