WEP039  粒子源  8月8日 大展示ホール 13:10 - 15:10
RCNPにおけるDuoplasmatron導入に向けた開発
Development for introduction of Duoplasmatron in RCNP
 
○森田 泰之,福田 光宏,依田 哲彦,神田 浩樹,畑中 吉治,中尾 正夫,安田 祐介,鎌倉 恵太,原 周平,Koay Hui Wen,武田 圭次郎,原 隆文(阪大RCNP)
○Yasuyuki Morita, Mitsuhiro Fukuda, Tetsuhiko Yorita, Hiroki Kanda, Kichiji Hatanaka, Masao Nakao, Yuusuke Yasuda, Keita Kamakura, Shuhei Hara, Hui Wen Koay, Keijirou Takeda, Takahumi Hara (RCNP)
 
大阪大学核物理センター(RCNP)では、高品質・大強度での陽子・重陽子ビームの供給が求められており、実現のために新たなイオン源としてDuoplasmatoronの導入を予定している。これにより、最上流であるイオン源からのビームのエミッタンスを小さくすることで加速ビームの高品質化の実現が期待される。導入にあたり、Duoplasmatronの運転パラメーターによる出力ビームへの影響を評価し、低エミッタンスでビームを引き出す方法を確立する必要がある。また、強度を大きくするには輸送中のビームロスを減らす必要があるが、既存のビームライン上のマグネットの位置やAVFサイクロトロン入射口の形状などは変更できない。そこでDuoplasumatronから既存のビームラインへと繋げるまでの領域で磁場やドリフト距離を調整し、効率的なビーム輸送が可能な設計を行う必要がある。今回、Duoplasmatronの運転パラメーターによる出力ビームへの影響および、MADXを用いたエンベロープ計算をもとに、ロスなくビーム輸送を行うためのビームラインの設計についてまとめ、発表する。