WEP028 光源加速器 8月8日 大展示ホール 13:10 - 15:10 |
コンパクトERL周回部のオプティクスとエミッタンス測定 |
Measurements of beam optics and emittance at the Compact ERL recirculation loop |
○島田 美帆(高エネ研),布袋 貴大(総研大),宮島 司,高井 良太,帯名 崇,本田 洋介,中村 典雄,原田 健太郎,上田 明,加藤 龍好(高エネ研) |
○Miho Shimada (KEK), Takahiro Hotei (SOKENDAI), Tsukasa Miyajima, Ryota Takai, Takashi Obina, Yosuke Honda, Norio Nakamura, Kentaro Harada, Akira Ueda, Ryukou Kato (KEK) |
エネルギー回収型線形加速器(ERL)とは周回・劣化したビームのエネルギーを超伝導加速空洞で回収し、電子銃からの新鮮なビームに渡す加速器である。そのため、線形加速器と同程度の高品質なビームを高い繰り返し・大電流で供給することができる。この特徴を生かして、低エミッタンスや短いバンチ長が求められる自由電子レーザー(FEL)やテラヘルツ光源などの展開が期待されている。一方で、数10pC以上の電荷量では、入射部の低エネルギー領域の空間電荷効果や、周回部アークのコヒーレント放射光(CSR)によるwakeによるエミッタンス増加を抑えることが課題となっている。本発表では、これらの効果が無視できない電荷量のビーム輸送やオプティクス設計の指針を紹介し、そのトラッキングシミュレーションの結果を示す。また、ビームコミッショニングにおいて測定した結果との比較・検討も行った。測定個所は3か所、主空洞上流、主空洞下流・アーク上流、アーク下流であり、オプティクスおよびエミッタンスをQスキャン法で求めた。 |