WEP019  ハドロン加速器  8月8日 大展示ホール 13:10 - 15:10
巨大クラスターイオン用90度/180度偏向磁石を用いた誘導加速マイクロトロン
Induction Microtron with 90/180 degrees bending magnets for giant cluster ions
 
安達 利一(KEK),○Taufik(総研大),高山 健,岡村 勝也,和気 正芳(KEK)
Toshikazu Adachi (KEK), ○Taufik (SOKENDAI), Ken Takayama, Katsuya Okamura, Masayoshi Wake (KEK)
 
C-60やSi-100の様な巨大クラスターイオンを繰り返し円形加速器で加速する手法とし て、誘導加速マイクロトロンの設計が進行している。一価のウランを越えた質量と価数 比のクラスターイオンを低エネルギーから高エネルギーまで加速する場合、周回周波数 のダイナミックな変化は高周波加速では対応できない。誘導加速に限定される。90度と 180度の偏向磁石を用いた誘導加速マイクロトロンの詳細を報告する。偏向角の違いは 磁石サイズと加速器システムサイズの極端な大きさ違いを産む。又、軌道特性にも大き な違いをもたらす。低速入射で懸念される空間電荷効果に関してシステマティックな解 析を行い。ビーム上限値を求めた。入射、バリアーバケット加速、取り出しのクラスタ ーイオンの軌道解析結果を紹介する。