WEP006  電子加速器  8月8日 大展示ホール 13:10 - 15:10
SuperKEKB用RFgunのPhase-IIコミッショニング
PHASE-II COMMISSIONING OF RF GUN FOR SuperKEKB
 
○周 翔宇,張 叡,吉田 光宏,小川 雄二郎(KEK)
○Xiangyu Zhou, Rui Zhang, Mitsuhiro Yoshida, Yujiro Ogawa (KEK)
 
KEKの電子陽電子入射用線形加速器では SuperKEKBに向けた増強を進めている。KEKB電子源として使用された熱カソードDCgunが高電荷低エミッタンスを得るのは非常に困難であるので、SuperKEKBではフォトカソードRFgunを使用することに決めた。20 mm-mrad、5nCを達成するため、電子銃及びレーザー光源を開発した。 Disk and Washer型電子銃によって、スペースチャージによる発散力に対する集束電場を増強した。そして、ファイバーとNd:YAGハイブリットレーザーシステムを配置し、安定な高強度紫外パルス光源を構築した。さらに、長寿命高量子効率のIrCe固体カソードを採用した。このシステムを使ったPhase-IIコミッショニングが2017年末から始まっている。Linac加速した後、2nC、50μm以下のエミッタンスを達成した。現在、安定に運用するため、無人化に向けて自動化プログラムを開発している。