THP094 加速器制御 8月9日 大展示ホール 13:10 - 15:10 |
トリガ付きスケーラのソフトウェア環境整備:EPICS db開発 |
Development of EPICS-based Software of Triggered Scaler |
○田島 佑斗(関東情報サービス),上窪田 紀彦,佐藤 健一(高エネ研),吉田 奨(関東情報サービス),山本 昇(高エネ研) |
○Yuuto Tajima (KIS), Norihiko Kamikubota, Kenichi Sato (KEK/J-PARC), Susumu Yoshida (KIS), Noboru Yamamoto (KEK/J-PARC) |
昨年報告した「トリガ付きスケーラの開発とトリガ抜け検知」では、新規開発したトリガ付きスケーラモジュールの基本性能を確認した。この報告では、トリガ付きスケーラをJ-PARC MR加速器で利用するためのEPICSソフトウェア環境の整備を解説する。 開発したEPICS db(信号定義)は、3階層に分けた。 1)モジュールのhardware registerを定義する。例えば、使用中のdouble bufferの番号(0 or 1)を持つregisterや、計測結果がはいった配列のregisterなどが定義されている。 2)J-PARC MR仕様の設定パラメータを定義する。MR周期の始まりに出るパルス(S信号)毎に更新される情報が定義されている。 3)計測する信号に応じた実装部分を定義する。例えば、MPS信号を検知する時は、それ専用の定義になる。別発表(注)では、入射信号(K1-K4)検知、RF加速器信号検知、MPS検知が示されるが、それぞれ別の定義になる。 このようなEPICS dbの実装の詳細と、実際の環境で動作させて各種加速器信号を検知した結果について報告する。 (注)別発表 「トリガ付きスケーラの応用:加速器信号の計測」申し込み予定 2件のポスターを並べていただけるとありがたく存じます |