THP055  加速構造  8月9日 大展示ホール 13:10 - 15:10
ERL用超伝導加速空洞のHOMダンパーの開発
Development of HOM absorbers for CW superconducting cavities in ERL
 
○太田 智子,高崎 正浩,山田 正博,宮本 篤,佐藤 潔和(東芝エネルギーシステムズ株式会社),許斐 太郎,梅森 健成,阪井 寛志,加古 永治(KEK)
○Tomoko Ota, Masahiro Takasaki, Masahiro Yamada, Atsushi Miyamoto, Kiyokazu Sato (Toshiba Energy Systems & Solutions Corporation), Taro Konomi, Kensei Umemori, Hiroshi Sakai, Eiji Kako (KEK)
 
東芝は、2015年度より大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(KEK)との共同研究を開始し、ERL(エネルギー回収型ライナック)用超伝導加速空洞のHOM(High Order Modes)ダンパーの開発に着手した。昨年度は、窒化アルミと銅から構成する1.3GHzの超伝導空洞用HOMダンパーのプロトタイプを試作した。このHOMダンパーをKEK所有の超伝導空洞R&D用クライオスタットに組み込み、80Kシールドラインを使用して冷却した。HOMダンパーの到達温度96Kにおいて、HOMダンパーの高周波特性を測定した。超伝導空洞用HOMダンパープロトタイプの冷却試験の結果について報告する。