THP022  光源加速器  8月9日 大展示ホール 13:10 - 15:10
cERLにおけるCDRテラヘルツビームラインの計画
Plan of terahertz beam line utilizing coherent diffraction radiation at cERL
 
○本田 洋介,高井 良太,島田 美帆,宮島 司,帯名 崇,山本 尚人,加藤 龍好,アリシェフ アレキサンダー(高エ研),布袋 貴大(総研大)
○Yosuke Honda, Ryota Takai, Miho Shimada, Tsukasa Miyajima, Takashi Obina, Naoto Yamamoto, Ryukou Kato, Alexander Aryshev (KEK), Takahiro Hotei (SOKENDAI)
 
ERLは低エミッタンスで短バンチのビームを大電流で運転できる特長があり、大平均強度のテラヘルツ光源として利用できると期待される。大電流運転と両立する非破壊な放射過程として、偏向電磁石部からのシンクロトロン放射(CSR)やビーム近傍の金属面からの回折放射(CDR)が考えられる。特にCDRは、ラジアル偏光の特性をもち、光渦などと関連のある、いわゆるベクトルビームとしての性質があり、特徴的な光源となり得る。 cERLの周回部直線部に標的を導入し、テラヘルツ帯域のCDRを発生し、それを加速器シールドの外に予定される実験室まで輸送するビームラインの整備を検討している。ここでは、ビームラインの概念設計を示す。