THP011  ハドロン加速器  8月9日 大展示ホール 13:10 - 15:10
J-PARC主リングにおける縦方向エミッタンス増大のための加速空胴および入力カプラの電磁場設計
Design of accelerating cavity and input coupler for longitudinal emittance blow-up in J-PARC MR
 
○森田 裕一,長谷川 豪志(高エネ研),山本 昌亘(原子力機構),吉井 正人(高エネ研)
○Yuichi Morita, Katsushi Hasegawa (KEK), Masanobu Yamamoto (JAEA), Masahito Yoshii (KEK)
 
J-PARC主リングの遅い取り出しでは、ビーム粒子数の増加に伴って、デバンチ時のビーム不安定性が表れてきている。ビーム入射時に縦方向のエミッタンスを増大することが不安定性抑制に有効であることが確認されている。さらなるビーム増強のためには効率的な縦方向エミッタンスの増大が求められる。対策の一つとして~100 MHzの高周波加速空胴の導入が挙げられる。高周波加速空胴の励振周波数に位相変調をかけることにより縦方向エミッタンスを増大することができる。本報告では縦方向エミッタンス増大のための加速空胴と入力カプラの電磁場設計について述べる。