THP003 電子加速器 8月9日 大展示ホール 13:10 - 15:10 |
SuperKEKB ビーム最終集束用超伝導電磁石(QCS)冷却システムの試運転 |
Commissioning of the SuperKEKB final focusing SC magnet cryogenic systems |
○宗 占国,大内 徳人,川井 正徳,近藤 良也,有本 靖,王 旭東,山岡 広,青木 香苗,植木 竜一,土屋 清澄(KEK),遠藤 友成(株式会社 日立プラントメカニクス) |
○Zhanguo Zong, Norihito Ohuchi, Masanori Kawai, Yoshinari Kondou, Yasushi Arimoto, Xudong Wang, Hiroshi Yamaoka, Kanae Aoki, Ryuichi Ueki, Kiyosumi Tsuchiya (KEK), Tomonari Endou (Hitachi Plant Mechanics Co., Ltd.) |
SuperKEKB加速器ビーム衝突点では、電子・陽電子ビームを集束させビームの衝突頻度を上げるための最終集束用超伝導電磁石QCS-L・QCS-Rシステムが設置された。QCS超伝導電磁石システムの冷却は、TRISTAN加速器及びKEKB加速器で使用していた冷凍能力250 W(4.4 Kで)のヘリウム冷凍システムを2基使用し、QCS-L/Rを其々単独で冷却を行う。2016年8月~12月に衝突点左側のQCS-Lクライオスタットをビーム衝突点に設置・冷却システムの建設・冷却励磁試験を行った。2017年2月から衝突点右側のQCS-Rクライオスタットをビームラインに据付け、ヘリウム冷凍機との結合・冷却システムの建設等を3月に完了した。QCSの両システムは2017年5月~8月に冷却試験・励磁試験・磁場測定を実施した。本発表では、QCS超伝導電磁石冷却システムの試運転とQCSクライオスタット熱負荷測定にについて報告する。 |