THOL09  加速器応用・産業利用2  8月9日 特別会議室1 11:30 - 11:50
OPERAプログラムにおける量子アプリケーション技術の創出を目指した小型加速器・照射技術の開発
Development of high-intensity compact accelerator and irradiation technology for creation of quantum application technology in the OPERA program
 
○福田 光宏,依田 哲彦,神田 浩樹,安田 裕介,中尾 政夫,友野 大,原 周平,Koay HuiWen,森田 泰之(阪大RCNP),石山 敦士(早大理工),野口 聡(北大情報科学),植田 浩史(岡大自然科学),伊藤 正俊,松田 洋平(東北大CYRIC),松原 雄二,三上 行雄,鶴留 武尚,高橋 伸明,吉田 潤(住重),長屋 重夫,渡部 智則(中部電力),高橋 成人(京都メディカルテクノロジー)
○Mitsuhiro Fukuda, Tetsuhiko Yorita, Hiroki Kanda, Yuusuke Yasuda, Masao Nakao, Dai Tomono, Shuhei Hara, Huiwen Koay, Yasuyuki Morita (RCNP, Osaka University), Atsushi Ishiyama (Waseda University), So Noguchi (Hokkaido University), Hiroshi Ueda (Okayama University), Masatoshi Itoh, Yohei Matsuda (CYRIC, Tohoku University), Yuji Matsubara, Yukio Mikami, Takenao Tsurudome, Nobuaki Takahashi, Jun Yoshida (SHI), Shigeo Nagaya, Tomonori Watanabe (Chubu Electric Power), Naruto Takahashi (Kyoto Medical technology)
 
「安全・安心・スマートな長寿社会実現のための高度な量子アプリケーション技術の創出」を研究領域としたプロジェクトがJSTの産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)に採択され、H29年度から量子アプリ共創コンソーシアム(幹事機関は大阪大学)の活動を開始した。OPERAは「組織」対「組織」による本格的な産学共同研究をベースとした新たな基幹産業の育成の核となる革新的技術の創出を目指したプログラムである。本コンソーシアムには、11大学・研究機関、16企業が参画し、超スマート社会の安全基盤を支える半導体デバイスのソフトエラー対策と、QOLの高い健康長寿社会を実現するための進行がん治療を目的としたアルファ線核医学治療技術の開発を主テーマとして、新たな価値の創出に不可欠な4つのキーテクノロジー(量子や短寿命RIの安定供給、高度な放射線防御技術、短寿命RIの医療利用、放射線測定技術の高度化)を確立するための8つの研究開発課題に取り組んでいる。その中で、中性子やミューオンを用いた半導体デバイスソフトエラー評価技術とAt-211の大量製造によるアルファ線核医学治療技術の確立などに必要とされる小型サイクロトロンの高強度化・多機能化、2次粒子ビーム生成・照射技術の高度化を目指した開発を進めている。本発表においては、OPERAプログラムの概要と小型加速器・照射技術の開発状況について報告する。